講演会などで、食事はどのようにして食べているのかを聞きますと、
朝食は「青汁」~。食事が不規則なのでサプリメントを使用~。サプリメントが食事~などビックリするような答えが返ってくることがあります。
「サプリメント」について調べてみますと、「サプリメント」とは特定成分が濃縮され錠剤やカプセル形態の製品、となっています。アメリカではDietary Supplementを「従来の食品、医薬品とは異なるカテゴリーの食品で、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ハーブなどの成分を含み、通常の食品と紛らわしくない形状(錠剤・カプセルなど)のものと説明しています。
サプリメントとは本来「補足」いう意味。現在は「普段から不足しがちな様々な栄養素を補うための食品」ということで「栄養補助食品」とか「健康補助食品」と呼ばれるようになっているとの事。
私達が「食事をする」ということは、食品を食べる事。そして「食べる」という行動は「食べたいと思う→口に入れる→咀嚼する→飲み込む。という流れで体内に食品を運んでいきます。つまり食べる事で一番大事なことは「咀嚼」することです。サプリメントや青汁は食べるものではありません。飲むものです。ですから食事の代わりにはならないのです。補助的に飲むことはいいですが、食事をおろそかにしてサプリメントを飲むとか、1日の1食を青汁に置き換えるなどということは決してされませんように。
私が少し疑問に思うことは、サプリメントの使用方法について「1日〇〇粒をお召し上がりください」と書いてありますが、「召し上がる」は「食べる」の敬語です。本来ならば「〇〇粒をお飲みください」だと思うのですが~