若い女性の低栄養と次世代の健康リスク

厚生労働省が2015年度の体格の状況調査結果によると、20歳代の体格指数[BMI]18.5以下(やせ)は22.3%。30歳代は15.5%と割合がとても高くなっています。因みにBMI25以上(肥満)は20歳代10.2%。30歳代6.6%で共に肥満より倍以上が痩せという状況になっています。

又国民健康・栄養調査の結果では、[野菜の摂取量]は各年代の中で20歳代が1番少なく、30歳代が2番目に少なく共に基準量を大幅に満たしていない。朝食の欠食に至っては20歳代は25.3%。30歳代が14.4%とこれも各年代の中で1、2位という結果になっています。

これらはマスコミや書籍でこれでもかというほどのダイエット情報が氾濫していることで正しい知識がないために痩せるために食事量を極端に減らす、朝食抜きダイエットなどに飛びついてしまいのでしょう。

先日日本医師会主催の食育サミット2017で「ライフステージにおける食生活と健康」に参加してきました。その中の基調講演で早稲田大学の福岡先生が、タイトルに書きました「若い女性の低栄養と次世代の健康リスク」と題しましてわかりやすく講演をされていました。

要約しますと、

遺伝子の働きを調節しているのが栄養であり、健康や生活の質を左右し、病気の発症リスクを決めるものと言える。しかしながら若い女性の痩せは、本人自身の一生の健康に加え、生まれてくる児の健康に望ましくない影響をもたらす。栄養こそ、本人のライフコース、世代を超えて大きな影響を及ぼすものである。若い女性の栄養摂取量が減少傾向にあり、栄養不足の方が多く報告されている。「やせ」て妊娠すると早産出生体重の低下が起こりやすく、小さく生まれた場合は生活習慣病を起こしやすい体質を持って生まれることになる。

最近問題になっているのが、低出生体重児(出生体重2500g未満児)の割合が高く(9.6%2015年)、二分脊椎症児・くる病児が少しづつ増加していること。日々の食事こそが、自分自身・家族・子供・孫の健康に対し想像以上に影響していることを考えていただきたい。また、炭水化物・グルコースは遺伝子の働きを調節しており、妊娠中の低炭水化物は食は、児に肥満傾向、血圧上昇を起こすことが報告されており、行う時は厳格な医学管理の基に行われるべきである。

私も講演ではこれらに関することはお話しをしていますが、糖質抜き・朝食抜き・1日1食~これらのダイエット法などの情報がさも信憑性があるかのように報道されていまして、信じて行っている方が多く皆さんに少しでも正しい情報をと頑張っているのですが~どうしてそれほどまでにやせたいのでしょうか・・・・

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