デイサービスの食事への取り組み

私達は生きるために食べる、そして食べるのであれば美味しく楽しく食べたいですし、食べることによって健康が維持できます。

その昔、若い人は知らない方も多いと思いますが「金さん、銀さん」が100歳になられているのにとてもお元気でテレビに登場していまして、とても微笑ましく私もテレビを見たのを覚えています。しかし、テレビに登場する前は多少痴呆が入っていたらしいのですがマスコミに出て、人と接することやおしゃべりをすることで痴呆がなくなったとのこと。

そして、最近の調査の結果で、食事をよく噛んで食べることで脳に刺激を与え痴呆を遅らせることができるということです。私は以前から高齢者の方の食事にも興味がありまして、食事で痴呆もある程度改善できるのではと、ある程度確信していました。

想いというのはどこかで通じるのでしょうか~

3月に(株)介護サービスの社長からお話しがありまして、食事をメインとしたデイサービスのレシピを提供して欲しいと依頼がありました。

私の思いを全て受け入れてくださったので4月から、デイサービス和喜愛逢、八王子みなみ野・北野台の2施設で“健康ランチ”の提供を始めました。小規模の施設では調理師がいるわけでなく、施設のスタッフが利用者のお世話をしながら調理もするという状況ですが、スタッフの方が私の献立に文句も言わずただひたすらに調理に携わっていただきました。そして写真にもありますが 私はスタッフの皆さんに利用者の方へのお声掛けをお願いしました。○いただきます・ごちそうさまを皆さんと一緒に ○よく噛むように ○少しでいいから調理の説明を ○食べた後で食事の感想を聞いて。という4項目を。

調理もよく噛むようにあえて柔らかくはしません。普通に食べていただいています(嚥下能力のない方などは別) そうして1か月、2か月が経ちましたら利用者の方に変化が現れました。今まで残していた人が完食するようになった。介助しなくても食べられるようになった。感想を言ってくれるようになった等々 それとスタッフの方も健康ランチを食べることで健康になったと言われ嬉しい限りです。

写真を見てください。若い男性スタッフがボードに毎日献立を書き、道行く人にも見ていただきたいとレイアウトを考えながらやっていただいています。メニューは利用者のご家庭にも配布して家族との会話にも役立てています。

本当にスタッフの皆さんには頭が下がりますが、利用者の方が楽しく食事をされて美味しいと言って下さる言葉と笑顔が疲れを飛ばしてくれるとのことです。

お願い

献立表写真ランチ今日のデイサービス健康メニュー

 

 

 

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