12月のお便り

12月(師走)~

1年の締めくくりの月です。忙しく、寒さが気になるこの時期には、温かい料理が何よりのごちそうですね!具だくさんの鍋物やおでん、けんちん汁などで身体の中から温めましょう。

暦の上では7日は「大雪」。平地でも雪が降るようになり、本格的な冬に入ります。22日は「冬至」。太陽が黄道上の冬至点を通る時で、昼が最も短くなる日です。この日を境に畳の目が1つづつ日脚が長くなっていきます。冬至と言えば、かぼちゃと柚子が思い浮かぶことと思います。この日にかぼちゃを食べる習慣があるのをご存知の方も多いでしょうね。これはかぼちゃに含まれるカロテンが、体内でビタミンAにかわり、皮膚や粘膜を保護する作用があるので、風邪などの感染症予防に効果があるためといわれています。また、冬至には柚子湯に入る習慣があります。柚子湯は身体を芯から温め寒気をはね飛ばす効果があるといわれています。柑橘系の香りでゆったりリラックスしてはいかがでしょう。

古くからこうした習慣には、健康を願う昔の人の暮らしの知恵が込められています。今の時代にも受け継いでいきたいですね!31日は「大晦日」月々の末日を晦日というのに対して、1年最後の月ということで「大晦日」といいます。一般の家庭ではお正月を迎える用意も済ませ、新しい年を迎える準備もできていることでしょう。今年最後の夜に、温かな「年越しそば」で締めくくってください。

「年越しそば」はその昔、良い天候が続いて特に良い作物ができたので、次の年も豊作が続くようにと演技をかついで長いそばを食べたことがそもそもの始まりだそうで、家内の幸運を「そば」に託した庶民の願いが込められていたようです。年越しそばを家族みんなで食べながら、ゆっくり1年を振り返り語り合ってみるのもよろしいのではないでしょうか。

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