毎年、3月と9月のお彼岸にはおはぎを作るのが恒例となっています。それもあんこ・黄粉・黒ごまの3色おはぎ!
環境と言いましょうか習慣と言いましょうか、私が子供時代に母が必ず作ってくれていたので、お彼岸にはおはぎが付き物と思い、結婚してからは母の作り方を思い出しながら、今年もまた家族の皆が楽しみにしているので頑張って作りました!作ることの喜びを感じながら~
ところで皆さんは「おはぎ」と「ぼたもち」、同じようで同じでないような疑問に感じることがありませんか?
日本人は風流で、食べ物にも季節をとり入れているのです。
春のお彼岸には、春に咲く花の牡丹に因み「牡丹餅」。秋のお彼岸には、秋に咲く萩の花に因み「お萩」と言われています。
形も牡丹の花は大きくて丸い花。萩は小さくてやや細長い花なので、ぼたもちは大きめで丸い形に。おはぎは小ぶりで俵の形になっています。
皆さんは買う派?作る派? お店のおはぎが完売になるので、おそらく作る人は少ないのでは~
とても簡単ですからぜひ挑戦してみてください。
家族の好みで作ればよいのです。・小豆は市販の茹で小豆缶詰を利用して、砂糖や塩を加えてひと煮立ちさせて冷ましておく。もち米を炊いて、熱いうちに丸める。ラップ又は濡らした布巾をきつく絞り餡を1個分ひろげ、真ん中に丸めたおもちを置き包む。・黄粉も砂糖と塩を加えよく混ぜ合わせ、丸めたおもちにまぶす。ごまはすりごまを使い、黄粉のおはぎと同じ要領で作る。
因みに私は、小豆は圧力釜で煮て餡を作り、ごまは洗いごまを炒ってすり鉢でよく擦って作ります。市販の擦りごまとは香りが全く違います。
「お彼岸」についてワンポイントアドバイス
お彼岸には、春彼岸と秋彼岸があります。そして春分の日(3月21日頃、その年により変動)、秋分の日(9月23日頃、その年により変動)を中日としてその前後の3日を合わせた7日間をお彼岸と言います。
春分の日・秋分の日は国民の祝日になっていますが、どのような日かご存知ですか?
祝日法による趣旨は、
春分の日=自然を称え、生物をいつくしむ日。秋分の日=祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日
となっています。
そして、おはぎをお供えするという事は、お餅は五穀豊穣。小豆は魔除けの効果があるといわれ邪気を払う食べ物として、先祖への供養に使われていたとか。
日本の伝統情事として、後世にも受け継いで行って欲しいものです。