「タニタ社員食堂」の経緯について【最終回】

タニタ社員食堂はどのようにしてできたのか? 最終回です。

これまで書いてきましたように、肥満の方は肥満になるような生活習慣が日常の生活になっていますので、それらを改善するためのテクニック、それを1つづつできる方法を身につけていただき、そして「何を、どれだけ、どのように食べれば良いのか」を理解していただきました。
前回でも書きましたが、(タニタ社員食堂の前身であるベストウェイトセンターでは)調理実習は行っていましたが、会員の方に食事は提供していませんでした。しばらくするうちに会員の方から、「昼食を提供して欲しい」と言う声が出始めまして、とりあえず週に1回から始めることにしました。

当初は喫食者が少なかったものですから、我々管理栄養士が調理を行っていましたが、喫食者が多くなり始め回数も増えましたので調理師と調理従事者を採用していただきました。私も指導しながらの献立作成に無理があり、調理担当の管理栄養士も新たに採用しました。このレストランの食事は前社長はじめ役員の方も利用していました。

状況が変わりましたのは、前社長谷田大輔氏の一言でした。私は前社長に呼ばれまして、「後藤さん、このような食事をタニタの社員にも食べさせて欲しい」と。それにはその当時社員の中には体重過多?の方もいまして、「健康を計る会社の社員に肥満者がいるのはよくない」と言われまして、確かにその通りですので、10数名該当者を選びまして、減量指導も行いながら、それぞれ指示量に沿った食事を食べていただきました。皆さんが減量もでき、結果が出てきていることでレストランを利用したいという社員が増えてきました。

これこそが「タニタ社員食堂」の始まりなのです。

「タニタ社員食堂」のレシピ本をお持ちの方も多くいらっしゃると思います。レシピだけをみますと他の料理本と余り違いはありません。ただ一つ、献立の成り立ちがそもそも減量すべき人達のためのものでしたから、
・歯ごたえのある食材を使用 
・よく噛むためにやや硬めの調理法 
・カロリーを控える調理法・・・これらのことが明確に出されていることがベストセラーの一因ではと思います。それと共に ブランドですね!タニタ=健康食、タニタと名がつけば何でも売れる。私もタニタを退職して久しくなりますが、最近はちょっと違和感を感じています。それは当時共に仕事をした管理栄養士方達も思っているはずです。

現在、後藤恭子があるのは谷田大輔前社長が私を信頼して下さったこと、谷田千里社長がレシピ本を出版したこと、前社長のご子息谷田昭吾氏と仕事をさせていただいていること。タニタで培った知識や経験を基に仕事をさせていただいていること。タニタに感謝です!!!

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